ホロホロシュリンプの水槽の立ち上げは難しい?2年飼って感じたこと
ホロホロシュリンプ(ピクシーシュリンプ・スカーレットシュリンプ・オパエウラとも呼ばれます)をお迎えするときに思ったこと。

水槽の立ち上げって、どうやればいいんだろう?
私はこれまでに淡水のエビを飼ったことはありましたが、ホロホロシュリンプ(汽水)は初めてだったので、たくさん調べました。
色々なサイトを見ると「立ち上げにはバクテリアを2週間ほど循環させましょう」と書いてあったりして、「ほかのエビを育てるときと水槽の立ち上げ方法は大体同じ感じ」と知ります。
でも、2年間ホロホロシュリンプを飼ってきた今、ちょっと思っていることがあるんです。
ホロホロシュリンプの立ち上げは、そんなに難しく考えなくて大丈夫なんじゃないかなと。
実際に短い準備でうまくいったこともあります。
詳しくは後半に書いています。
もちろん、水槽を用意してすぐに大量のエビを入れても絶対に問題ない、という意味ではありません。
ただ、何も入っていない水槽を必ず2週間回さなければ飼い始められない、と身構えすぎなくてもよかったのかなと思っています。
この記事では、一般的に言われていることと、私が実際にやってみて感じたことを、分けて書いてみようと思います。
※この記事は、専門家による飼育マニュアルではありません。
私が実際に飼育してきた中で感じたことをまとめています。
水槽のサイズ、飼育数、室温、使っている水や器具によって状況は変わるため、ひとつの体験談として読んでいただけたらと思います。
そもそも「水槽の立ち上げ」ってなに?
水槽の立ち上げとは、生き物を安全に飼えるように、水槽の中の環境を整える準備期間のことです。
魚やエビを飼うと、フンや食べ残したエサなどから、アンモニアなどの有害な物質が発生します。
このアンモニアを分解してくれるのが、水槽の中に住み着くバクテリア。
一般的な水槽では
- 生き物のフンや食べ残しからアンモニアが発生する
- バクテリアがアンモニアを分解する
- 水槽の中に少しずつ安定した環境ができる
という流れで、水が育っていくと言われています。
そのため、魚やエビを入れる前に水槽をしばらく動かし、バクテリアが住み着くまで待つことを「立ち上げ」と呼んでいます。
ちょっと難しいよね。
バクテリアはどこにいる?
私ははじめの頃

水槽に水を入れて、フィルターを回しておけば、バクテリアが水の中に増えていくのかな?
と思っていました。
でも、調べていくと全然違いました(笑)
バクテリアは水の中にも存在しているけど
- フィルターのスポンジ
- ろ材
- 底砂
- 石
- 水槽の壁面
- 水草や飾りの表面
こういう場所に住んでいるそうです。
ホロホロシュリンプの水槽でよく使われるサンゴ砂も、バクテリアが住み着く場所のひとつ。
バクテリアが増えるには、アンモニアや有機物などのエサが必要です。
ここで、私は疑問に思いました。

エビがいない水槽を、ただ2週間回しているだけで、バクテリアは十分に増えるんだろうか?
エビがいなければ、フンも出ないよね。
エサを入れなければ、食べ残しもないね。
もちろん、完全に無菌になるわけではないし、水槽を置いておくことで少しずつ微生物が住み着くことはあると思います。
ただ、汽水と新品のサンゴ砂だけを入れた水槽を2週間回したからといって、それだけで急に完成した水槽になるわけではないのかな、と思ったんです。
私も2週間ホロホロシュリンプのための水槽を立ち上げてみた
とはいえ、私も不安だったので、最初は説明どおりに水槽を2週間ほど回してから、ホロホロシュリンプを入れました。
だって、私の準備不足でエビたちが星になってしまったら嫌だったから。
できることはやろうと思って。
水槽に汽水を入れて、サンゴ砂を敷いて、フィルターを動かして待ちました。
どんな風に変化するのかな~って期待しながら2週間。
目で見る感じは何も変わってなかったです(笑)
苔がたくさん生えるわけでもない。

本当に水ができているのかな?
何も入っていない水をフィルターで動かしてるだけなんじゃ?
と、少し疑問に思ったのを覚えています。
もちろん、2週間待ったことが完全に無意味だったとは思わないです!
フィルターがちゃんと動くかどうかとか、水槽の置き場所は大丈夫かなとか、そういった確認する時間としてはかなり意味があったと思います。
ただ、2週間待ったからバクテリアが十分に増えて、必ず安全な水槽が完成するとまでは考えなくてもいいのかなって思いました。
- 余談
-
私はホロホロシュリンプの前にビーシュリンプやチェリーシュリンプなどの淡水のエビを飼っていたことがあります。
特にビーシュリンプは「水をちゃんと作らないとすぐ星になっちゃう」と言われるエビで、結構難しかったのを覚えています。
ビーシュリンプに比べたらホロホロシュリンプはそんなにめちゃくちゃデリケートではないのかもしれない…って少し思いました。
なんせビン詰めになって売られているくらいだもんね…。
ホロホロシュリンプは水を汚しにくいエビだと感じた
ホロホロシュリンプを2年間飼ってきて感じるのは、このエビたちは一般的な魚やエビの水槽に比べると、水を汚しにくい生き物だということです。
ホロホロシュリンプはとても小さく、動きもそこまで俊敏ではないというか、いつも岩の下でツマツマしてる感じ。
エサも大量には必要としてない(感じがする)。
私の水槽では、週に2回ほどしか餌をあげなくても、石や砂、水槽の壁面などをツマツマしながら過ごしています。
市販されているホロホロシュリンプの中には、小さなビンの中で長期間飼育されているものもあります。
私も最初にホロホロシュリンプを知ったきっかけは、ビンに入って飼えるエビがいるのを見たことでした。
もちろんビンで育てるのが最適とは言わないです。
でも、ホロホロシュリンプはそれくらい、少ないエサやりでも飼育しやすくて、急激に水を汚すタイプの生き物ではないってことも言えますよね。

私は、ホロホロシュリンプのことを、勝手に「すごく燃費が良いエビ」だと思っています。
私もそんな燃費の良い人間になりたい。
水槽は、エビと一緒に少しずつ安定していった

私が現在使っているのは水が10L入る小さめな水槽です。
15センチキューブ水槽とか、20センチキューブ水槽とか、色々な水槽を経て、今の20センチ縦型の水槽に落ち着きました。
水槽の水ってすぐに完璧に整うということはほとんどなくて、茶色のコケだらけになったりもしました。
茶色のコケが生えだすと「これはヤバいかも」と感じるけど「いや、まだいける(復活するかも)」と、様子を見ちゃうんですよね。

そうすると、いつの間にか真っ茶色になってて^^;
なんでダメなんだ!って地味に凹んだりしてました。
今の水槽もそんなにキレイではないけど。。
- 汚れが目立ってきたら、3分の1の水を交換する
- 汚れている部分を掃除する
- バクテリア剤を試す
↑こんなことを繰り返していました。
私の場合は、色々バクテリア剤を試した結果、今は「Bioスコール海水用」を使っています。
でも、Bioスコールだけのおかげで水槽が安定したのか、時間の経過や水を変えた効果が大きかったのかは、ぶっちゃけ私には分かりません。
Bioスコールも使いながら、汚れたら少し掃除して、水を交換して、様子を見ているうちに、だんだん落ち着いてきた
という感じなんだと思ってます。
ホロホロシュリンプと一緒に、少しずつ水槽の中の環境ができていったのだと思います。
「水が安定した」と感じたのは、どんなとき?
水槽が安定したかどうかは、正直見た目だけではわからないです。
私も、専門的な検査を毎回していたわけではありません。(たまに水質チェッカーで水質を確認するくらい)
今も、夏に水槽用のファン(扇風機みたいなやつ)を使うと水が白くなる現象に陥るし、ファンを使わなくなると水が透明になるという謎現象の理由を突き止められていません^^;
ただ、しばらく飼育を続けているうちに
- 水が以前ほどすぐに汚れなくなった
- エビが落ち着いて過ごしている
- 石や水槽の壁面をツマツマしている
- 大きく水を変えなくても状態が保てるようになった
- 掃除の頻度が少しずつ減った
という感じになってきました。
水槽の中に、目に見えないバクテリアや微生物が少しずつ増えて、ホロホロシュリンプが暮らしやすい環境になっていったのかなと思います。
目に見える苔が生えていなくても、水槽の壁面や石、砂の表面には、薄いバイオフィルムや微生物が存在している可能性があります。
ホロホロシュリンプは、水槽の中で何も見えないところをツマツマしているように見えるけど、実は人間の目には見えない食べ物を食べているのかもしれません。
ホロホロシュリンプの水槽立ち上げは2週間かけなくてもいい?
ここまで読んでいただいたら
「じゃあ、ホロホロシュリンプは水槽を用意した日にすぐ入れてもいいんだよね?」
って思いますよね。

私自身は、ホロホロシュリンプの場合、必ず2週間空回ししなければ飼えないとは思っていません。
でも、だからといって、2週間かけなくてもいいって言い切れません。
少なくとも私の10L水槽では、ホロホロシュリンプを飼いながら、汚れたら換水し、少しずつ水槽を育てていく方法でも、飼育を続けることができました。
汽水を作って1日で新しいホロホロシュリンプを入れてみた
さらに実験で、新しい水槽に汽水を作って1日置いた状態で、新しいエビを入れてみたこともありました。(少ない数で、様子を見ながら。被害が最小限で済むように)
なんで実験してみようかと思ったかというと、既存のホロホロシュリンプに加えて新たに5匹追加でお迎えしたからです。(私の現在の目標はホロホロシュリンプを100匹まで増やすこと。)
新しくうちにきたエビたちがいるなら、既存の水槽に入れるのではなく、立ち上げの作業を行っていない水槽で飼ったらどうなるのか?を試してみようと思ったんです。
前半に書いたように、サンゴ砂だったらバクテリアが勝手に増えたりしないのではないか?って感じていたから。
もちろん、5匹全員ではないです。
せっかく来てくれたエビたちを全滅させたくなかったから、2匹だけ。
前に使っていた15センチキューブ水槽があったので、その中に入れてみることにしたんです。
当時はこうやってブログを書いたりする予定がなかったから写真は撮ってなかったのですが、もう不安過ぎて暇があれば様子を見ていました。
チェックしたこと
- 水槽に入れたあと暴れていないか?
- ちゃんとツマツマしているか
- 1日後生きているか

特に、水槽に入れた直後と、翌日の朝の水槽を確認するのが怖かった。
全員星になってたらどうしよう…って思って、実験しなければよかったな…って思ったりもした。
結果的には、2週間水を作る時間を作らなくても大丈夫でした。
だけど、これはたまたまかもしれない。
やっぱり事前に準備しておいたほうが安心
ホロホロシュリンプをお迎えした当日に何も確認せず、いきなり水槽に入れるのはやめたほうがいいのかなと。
できるなら、事前に水槽を用意して準備しておいたほうが良さそうです。
余裕があれば、数日から2週間ほど様子を見てもよいと思います。
大切なのは、2週間待ったかどうかだけで判断するのではなくて、エビを入れたあとも水槽の状態を観察することだと感じます。
ホロホロシュリンプを少ない数から飼い始め、汚れ方を見ながら、必要に応じて換水や掃除をする。
そのくらいの気持ちで始めてもよいのではないかと思っています。

私は気になりすぎて、本当に何度もチェックしてた。
※水槽の立ち上げも大事だけど、エビを入れる前の水合わせのほうが大事なんじゃないか説もあります。
まとめ|ホロホロシュリンプの立ち上げは、難しく考えすぎなくて大丈夫
ホロホロシュリンプの水槽を用意するとき、私も最初は

2週間立ち上げないと、飼い始められないのかな?
バクテリアって目に見えないじゃん!
失敗したらどうしよう
って、不安でいっぱいでした。
でも、2年飼育してきて感じているのは、私の場合はホロホロシュリンプの水槽の立ち上げを、難しく考えすぎなくても大丈夫だったということです。
エビが入っていない水槽を2週間フィルターにかけたからといって、それだけで必ず完成した水槽になるわけではないと思います。
ホロホロシュリンプって謎が多いエビなんだそうです。
だから、そんな謎が多いホロホロシュリンプと一緒に、少しずつ水槽を育てていく気持ちで、長い目で付き合っていけたらいいかー!って向き合っていくと楽しく育てられそうだなって思ってます。
